位相差顕微鏡 2015.8.7
こんにちは。
きむら歯科クリニック院長の木村英樹です。
今日は、写真の位相差顕微鏡についてのお話です。
きむら歯科クリニックでは、位相差顕微鏡を導入して間もなく1年になります。
こちらの位相差顕微鏡システムは、他院には無い独自のものとなっています。
まず、一つ目の特徴は、お口の中の菌の動画を大きなテレビ画面で確認できることです。
これにより、検査者がピントを容易に合わせ、菌の識別が正確にかつスピーディーに行えます。
二つ目の特徴は、録画システムです。システムの改良により、ボタン一つでねらった箇所の動画を素早く録画できるようになりました。現在は、直ちにSDメモリーカード、USBメモリにコピーして、患者様の座っておられるパソコン画面に表示して、患者様への説明を行っています。
ですから、患者様が顕微鏡のところに移動していただく必要はありません。
また、撮影した動画は患者様ごとに保存しているので、過去の菌の状態との比較が容易に出来ます。
現在では、歯周内科治療はもちろん、メンテナンス時の状態確認にも欠かせないものとなっています。
位相差顕微鏡では、患者様の歯垢をとって、その中の細菌の数、種類、活動性をみます。
これにより、薬の効果の判定、歯磨きや歯周病の状態の評価が客観的に行えます。
何より、患者様ご自身が動画を見ることにより、自らの口腔内の状態を把握しやすいことが位相差顕微鏡の長所として挙げられると考えています。
また、砂糖などの糖質の摂取状況や患者様の体調までもが、画像に表れることが最近分かってきました。
これからも、患者様の健康維持の為に、フル活用していきたいと思います。
きむら歯科クリニックでは、診療中に位相差顕微鏡を使った検査を無料で行っています。
ご希望の方は、ご相談ください。